【コラム】休日リカバリー。
起きたら肩が重い。時計を見たら11:30だ。
二度寝をしても三度寝をしても重い。
最近、立て続けにメディアに出させて頂いた影響か、ありがたいことに、
寝る間もないぐらい仕事をさせて貰っている。
『朝を制するものは〜』という文庫を山のように読んできたけれど、
僕が朝を制したことはない。
成功者達の遺すメソッドに、僕はいつでも当てはまらない。
僕は成功なんてできない。
庶民派だ、というプライドを持ちながらも、
文化人としてメディアに出させていただく以上は、
ある程度節操を保った生活、
それなりの『キラキラ起業女子』的な生活をしなければいけないと思っている。
その割に、休みの日はここぞとばかりに、
インスタ映えとは無縁な、
埼玉戸田市にあるイオンや、
川口にあるスパ銭にばかり足を運ぶ。
『本物のリカバリー（回復）』に徹することが一番のキラキラだと信じている。
僕のレッスンは
『ダメな発声』を軸に指導をしていく為、
自分の喉への負担は計り知れないものがある。
一日中、何時間もマイクなしで講演を続ける為、
さすがに喉の専門家の僕でも、炎症を起こししんどくなってくる時がある。
逆によく保てているのが、さすがプロだよね、と、
ひたすら自画自賛をしながら。
、、、今日は、とにかく起きたら肩が重かった。
スケジュールを見ると、たまたまリモートワークで済みそうだったので、
スタッフに無理をいい休ませてもらうことにした。
さぁ、何をしよう。
ひとまず、いつものように、
レンタカーでも借りてどこかにリフレッシュしにいくのも手だが、
それもまた体力を使うことが最近わかってきた。
最近の研究結果として、
温泉などの、身体的な部分を、
『休めようとする』回復手段は、
僕にとっては逆に体力を使う時間だということに気がついてきた。
昔、『寝るのにも体力がいる』と鳥山おばぁちゃんが言っていたけれど、
僕ももう30手前で、
体が変化し、その考えが少しわかってきた気がする。
よし、『逆に』、ジムに行こう、と、体にムチをうち、スウェットに着替える。
それでも、うだうだし、なんだかんだ起きてから4時間が経っていた。15:30。やばい。
慌てて家を飛び出した。
家から徒歩１２分。
ジムに着く寸前。
ジムと隣接する百貨店にある本屋に足が向いた。
最近はありがたいことに、出版や執筆の依頼を沢山いただき、
出版社の方とお会いすることが多いので、
その方々が担当された本を探して読んでみることをルールにしている。
ひとまず文庫本3冊を買った。
一冊は前から読んで見たかった本なので、
感情が抑えられず、
ジムの横にあるスタバで読みこんでしまった。
、、、
17:30になってやっと気がついた。
『ジムにいかなきゃ。』
18:00から、1時間ほどプールを泳ぐ。
せめて、リカバリー（回復）にはプールだ。
平泳ぎでまったりしていると、
ジムの監視員の方に、
『テレビ見ましたよー』と話しかけられる。
このジムはもはやプライベート感がなくなってしまった、監視されている、と少し悲しくなる。
監視員の方がこのブログを読んでいたら申し訳ないが、僕はジムはプライベートの極み、無心で行くので、放っておいてほしい。
とかいいながらも、気弱な性格上、無視もできないので、少し話し込み、
泳ぎ終わり、ジムを後にする。
体力をつけることは歌手としての生命線なので、
この努力には休日における罪悪感もない。
ここが僕の生真面目なところで、
自分の好きなところだ。
そして現在２０時。
ジムの後には『クエン酸』と、『タンパク質』だ。と言い聞かせ、
安直にひとりで居酒屋にはいる。
明日で一周年を迎える僕が設立した『株式会社スイッチオブボイス』のスタッフパーティで話す内容のまとめと、
出版をさせていただくかもしれない出版社の皆さんの本を読みながら、
レモンサワーをと胸ネギ間をひたすら摂取する。
周りの目は気にならない。
そして、これを読んでくれるファンの皆様のことを考えながらブログを書く。
ここでやっと気がついた。
僕にとって最上級のリカバリーは、、、
やっぱり、
『皆さんのことを考えながら過ごす時間』
なのだと思った。
真面目かよ、お前気持ち悪いよ、
と思われても、
それでいい。
それがぼくにとって最大のエゴなのである。
『働くこと』が好きだ。
と気がつくことができた。
今日は人生における、 『いい休日』 だったと思う。
最近、ひとりで行動することは寂しくない。
むしろ、大変貴重だ。
1人の時間しか、
ブログを書けないし、
みんなと繋がれないから。
って、深いような浅いようなことを連ねながら、
今日もこのブログを終わります。
みんなありがとう。
きっと、みなさんが読んでくれたアクセス数が、1増えるごとに、
僕はリカバリーしていくのです。
それが僕の人生なのです。
鳥山真翔
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