【コラム】女性ホルモンと、ボイトレ。
甲状腺機能や視床下部等、とにかく内分泌系についての研究を変態のように続けてきたが、
ようやく、、知識レベルから、次の『与える』ステップに辿り着いた実感がある。
発声についても、ボイストレーナーとしてのキャリアの中で、確実に次のステップにいった実感を持った時期があった。
それは、山のようにある自分の知識を、
『これだけでいいのよ』 と、
人に伝えることができるようになった瞬間なのである。
僕の中で、優れた仕事人とは、
『端的に』 物事を伝えられる人間だと思っている。
人には時間がない。
興味の深い分野以外を受け入れる容量もない。
僕は皆さんが興味を深く持たない『発声』を、僕の持つ膨大な知識量から、
できる限り最短でGOを出せるアプローチを探し続けてきた。
その一つの集大成が 『美顔ボイトレ』 なのである。
そして、内分泌、ホルモンについても、
まるで鍛錬のような知識と経験を深めるうちに、
そのコントロールをするにあたっての、
『これだけでいいのよ』
トレーニングに、辿り着いたのである。
膨大で正確な医学書よりも、
時にはぼんやりとまとめられた100ページの本の方が参考になる時が多い。
ストレスのない、円滑な『発声』において、
からだの神経を支配する部分が健康であることは必須条件であることに、
大分昔から気がついていた。
でもそんなゴタクを並べたところで、
そこに興味のない人には何のインプットも入っていかないのである。
世の中には僕なんかより知識の深い大変優秀なボイストレーナーの先生は多いけれど、
僕が声を大にして言いたいのは、
知識が深い先生であればあるほど、、、
どうしても、
語彙数が多くなってしまうのである。
実際は脳科学的に、、
短時間に人が受け取れる語彙数のキャパは限られている。
僕の講座は、講義と実践の割合を人の受け取れる語彙数の限界すれすれに設定している。
(※たまに『実践が物足りなかった』とレビューをいただきますが、、それ以上与えても逆効果なのです。。)
こと内分泌系の知識関しては、
一つよくすれば一つ偏る、、、
さらに奥深い世界で、
だからこそ、『いい発声』の一番邪魔となる、
メンタルのコントロールを、
一朝一夕で抑えるということは、困難を極めるのである。
そんな中でも、僕は、僕のメソッドを沢山の方に命がけで伝えていく中で、
ボイストレーニングの中で、
皆さんの様々な神経や内分泌の機能改善を行えるテクニックを思考し、
身につけてきた。
そしてこんなに喉頭機構の近くにある甲状腺には必ず切り離せぬ運命がある。
このブログでも、日常でも、時には、
疲れた時になぜか起こる『勃起』のメカニズムを真剣に思考してまでも、研究を重ねてきた。
もうすぐ、、、、
ボイストレーニングの概念が覆るはずだ。
僕のメソッドは、声を持ち、
毎日声を発する、世界中の人の救いになるはずなのだ。
これからも、志を高く持ち、頑張りたいと思う。
鳥山真翔