美顔ボイストレーナーの日常。by鳥山真翔

話題の『美顔ボイトレ』!!数々の著名人の声を変えてきた鳥山真翔によるブログです。

音痴の大半は『内耳(脳への伝達)』へ頼りすぎていること。

音痴を治すのはおそらく日本一だと自負します鳥山です。

 

これまでテレビに出るタレントさんやアーティストの方も数多く教えてきましたが、

 

僕の元にくるレッスン依頼は、なぜか、

 

『もともと歌のうまかった人』

 

よりも、

 

『歌ったことがないけれど、突然企画でデビューすることになってしまい、ピンチ!!!』

 

といった内容のものが多かったのです。

 

ボイストレーナーへの責任は非常に大きいものです。

僕への神様からの試練ですね、、。

 

クライアントさんからはいつも、

 

『本当にこの子、大丈夫ですかねぇ、、、』

『鳥山さんに全てがかかってますよ』

 

 

とご心配いただくのですが、、

 

これまで乗り越えられなかったものはありません。

 

 

僕に断言できるのは、

 

『改善しない音痴』なんて人は、いないのです。

 

闇雲に音を合わせにいくトレーニングをされる方も多いですが、

僕は、ある脳の機能に着目し、

音痴の改善を図ってきました。

 

それは、

 

『聴覚』という、脳の機能 

 

であることです。

 

 

要するにここでお伝えしたいのが、

音を外してしまう原因は、

 

『耳が悪い』

のではなく、

『耳の使い方が悪い』

 

のです。

 

耳の機能について詳しく説明するのはこのページのみでは難しいのですが、

 

ご自身のことを音痴だと悩まれている方のためにこちらにちょっとした"コツ"をお知らせします。

 

 

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耳の構造を知ろう。

 

まず、知っておくべき耳の仕組みについて説明します。

 

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引用:さかした耳鼻咽喉科

 

 

超絶わかりやすく私が解説すると、

 

  • 空気などで鼓膜を振動させて外から音を拾う器官を外耳(がいじ)
  • 鼓膜から耳小骨など、音圧などを処理する器官を中耳(ちゅうじ)
  • 中耳で処理された音を神経などを通して脳に伝える器官を内耳(ないじ)

 

と呼びます。

この外耳、中耳、内耳、

3つのシステムが繊細に稼働して、ようやく聴力、となるのです。

 

 

そもそも、聴力、という言葉と、

聴覚、という言葉は意味が大きく違います。

 

聴力、とは、主に外耳〜中耳のシステム

聴覚、とは、主に中耳〜内耳のシステム

 

だと思ってください。

(耳という文字がゲシュタルト崩壊しそうですね笑笑)

 

どれが機能低下しても『難聴』と呼びますが、

 

私がお伝えしたい、

音痴の皆さんが着目すべき機能は、

 

内耳(脳・神経)の機能

 

だと思ってください。

ようするに聴覚の異常です。

 

一般に、内耳の機能低下による難聴を、

 

感音性難聴(かんおんせいなんちょう)

 

と呼びます。

 

ボイストレーナーとして1万人以上を指導してきましたが、

その経験から安易に推測できるのは、

 

物理的な聴力を無視しすぎたため、

脳の処理がうまくいってないことが、ほとんどなのです。

 

感音性難聴と言ってしまうと、補聴器を装着するなどの対策が必要ですが、

 

『音痴』という日常に支障のないレベルの話では、

ちょっとしたコツを掴めば、

 

改善する見込みが高いのです。

 

 

 

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頭で考えずに、外の音に身を委ねよう

 

僕がたくさんの音痴を救うために、

耳の機能を研究しはじめてから、

あらゆる方法を試しました。

 

それが内耳異常だと確信したきっかけは、

ゴスペルレッスンを行なっている時なのです。

 

昔は僕のゴスペルレッスンでは、楽譜を配っていました。

 

ぶっちゃけ、楽譜を即読めもしない人がほとんどなのに、

 

なぜか、、、

みんな欲しがるのです。

 

外国のチャーチに行ったら笑い飛ばされるでしょう。

 

そして、そんな欲しがる人たちに限って、

見事に音が取れないのです。

 

沢山のボーカルに触れ合って確信できるのは、

 

楽譜を見ている人よりも、

楽譜を見ないで僕の声を聞きながら音を取ろうとする人の方が、

はるかにピッチ感がいいのです。

 

 

そもそも発声や演奏をせずとも、

頭の中で音を正確に鳴らせる人のことを、

絶対音感

と呼びます。

 

7歳までに絶対音感があるかが決まると言いますが、

それは、類稀なる能力です。

 

それ以外のほとんどの方は

相対音感

であるはずだから、

 

相対的に聞こえてくる音を無視し、

楽譜の世界に入り込んで、

 

「この音を出そう」なんて意気込んだところで、

それが正確に発声できるかは、全く別の話なのです。

 

 

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解決策:外に出た自分の声を聴くこと

 

 

頭の中に音を鳴らしているつもりで歌っている人の大半が、音痴への階段を登られます。

 

こと、聴覚だけで言えば、

 

本を黙って読んだ時に、

自分の声が聞こえる人と、

自分の声が聞こえない人、

すら分かれているのです。

 

音が外れている時点で、

その聴覚野の発達は未完全なのに、

 

必死に頭の中のみで音を鳴らそうとするのです。

それでは、頼るものがありませんから、

内耳の機能は低下していく一方でしょう。

 

 

それでは、改善はなかなか難しいです。

 

 

詳しくはレッスンで!ですが、

僕がここでお伝えできるとすれば、

 

 

しっかり 『外耳 』の機能を使って、

自分の声を聞くべきなのです。

 

 

頭でイメージした自分の声でもなく、

ただ骨で体内で共鳴した声でもなく、

 

『外に出ている自分の声』

を聴くべきなのです。

 

そして、音楽の必要要素は、

音程、リズム、ハーモニーなのですから、

 

しっかり、外の音を聴いてリズムを取り、

外に流れるハーモニーも聴くべきなのです。

 

内耳のみで処理しようとしてきた方、

もしくは、

そもそも何の考えも持っていない方、

 

は、まず自分の声をどこから聴いているか、確認してみてください。

 

もう一度だけ言います。

 

頭の中で処理した音

でもなく

体内に響いている音

 

でもないのです。

外に共鳴している自分の声

 

に耳を傾けてください。

 

当たり前のようですが、できている人、少ないですよ^_^

 

 

 

 

 

鳥山真翔

 

 

↓公式HP↓

鳥山真翔考案美顔ボイトレ®

 

 

美顔ボイトレ 声を出すたびに美しくなる

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#音痴改善 #発声障害 #ボイトレ