美顔ボイストレーナーの日常。by鳥山真翔

話題の『美顔ボイトレ』!!数々の著名人の声を変えてきた鳥山真翔によるブログです。

【エッセイ】BOOK OFFというシステムと、僕。

自分が本を出版させていただくようになってから、

一瞬ではあるが、『BOOK OFF』という素晴らしい店を、毛嫌いするようになった瞬間があった。

 

はじめに言っておくが、僕は『BOOK OFF』に、ここまでの人生で散々お世話になっている。

 

こと漫画に関しては、大量に安価でセット買いさせていただき、

金欠の10代の僕にとって、本当に神様みたいな存在だった。

 

ところが今は、

おい、お前、僕の本を売りさばくなんて。

誰かの手に渡っても印税が入らないなんて。

 

と、自分がアホだとわかっていても、

安易にそう思ってしまったりして、なんだか複雑だったのである。

 

毎日、毎日、電卓を弾いて、

何が得で、何が損か。

 

かれこれ8年会社経営をし、そんな毎日を過ごしていれば、

一瞬でも、目先の損得で感情を左右されている時点で、

僕は経営者としてまだまだ未熟なのである。

 

さぁみんな考えてみよう。

『BOOK OFF』というシステムは、

僕にとって、いかにありがたく、

いかに素晴らしいシステムなのか。

 

今日はそんな話を、近所の『BOOK OFF』の隣にある居酒屋から、一人飲みスタイルで熱弁したいと思う。

 

 

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好きの反対は無感情。

 

僕は昔から、『ガラスの仮面』という漫画が大好きだった。

ワンピースも、ナルトも、ブリーチも、ジャンプに載っているものも、

男子として全部制覇しているけど、

ジャンプを越えて特別に好きだったのが『ガラスの仮面』なのだ。

 

北島マヤという主人公の世界に入り込んでいるというよりかは、

時たま絵面から感じる、美内すずえ先生の狂気のような、才能のファンなのだ。

いじめのシーンなんかは、ゾクゾクする。

 

そして、あの作品は哲学なのだ。

僕は本当に価値観を変えていただいた。

 

 

そんな僕がガラスの仮面に一番熱中していたのは中学生の頃だ。

それこそ安達祐実さん主演のドラマの影響もあり、

BOOK OFFで軽く立ち読みをして、興味を示した。

 

中学生のお小遣いでガラスの仮面を定価で買うのは、かなりのハードルだった為、

放課後にBOOK OFFめぐりをし、100円でガラスの仮面が売っているところを必死に探した。

時には自転車で1時間以上漕ぎ続け探したものである。

 

このように、

僕は紛れもなくガラスの仮面の大ファンであり、誰よりも愛している。

 

が、ここで問題となるのが、

中学生の鳥山少年の"なけなしの"お小遣いは、

 

美内すずえ先生には

『一銭も届いていない』

ということだ。

 

中学生の健気なファン心も、直接的な支援にはなっていないのである。

 

では、美内すずえ先生にとって、僕は無駄な存在なのか?

、、そうじゃないはずだ。

僕は、まぎれもなくガラスの仮面の大のファンであり、

それによって人生を大きく変えてもらったのだ。

 

僕がBOOK OFFのファンでなければガラスの仮面と出会うこともなかったし、

ここでブログに登場させることもなかっただろう。

 

みんながガラスの仮面をBOOK OFFに売らず、

資源ゴミにしていたら、

僕は一生知ることもなく、この漫画に何の感情を持つこともなかっただろう。

 

 

好きの反対は、無感情なのだ。

 

知られていないということが一番無意味なのだ。

 

現に大人になった僕は、

ガラスの仮面』の新品を、定価で全巻買い直した。

バイブルは綺麗に保管したい。

 

大人になってようやく貢献できたのである。

 

BOOK OFFという存在は、著者にとって、

憎むべき存在なのではなく、非常にありがたい存在なのだと、ようやく気がつくことができたのである。

 

 

 

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心から、この本を知ってほしい。

 

最近の僕の美顔ボイトレレッスンには、

 

『本屋で美顔ボイトレの本を見つけて、

この講座を知って来ました』

 

と言って来てくださる方が多い。

本当に、僕は純粋に本を出させていただいてよかったとしみじみ感じる。

 

そんな中、先日、

『立ち読みして、買わなかったんですけど、

理解できなかったんで来ました』

という方がお越しになった。

 

ふぁ!?立ち読み!?

これって失礼されてる!!?

 

と一瞬思ったんだけど笑、、

 

来てくれるって本当にありがたいよね。

そしてそんな彼女も、帰りには復習がてら本を買います、と言ってくれた。

 

 

 

『立ち読み』は、

著者の僕にとって、

損なのか、得なのか。

 

『BOOK OFFに売りさばかれること』

『BOOK OFFで安価で買われること』は、

著者の僕にとって、

損なのか、得なのか。

 

全てにおいて、

圧倒的に、得なのである。

 

こんなことを考えるたびに、

僕は本当にこのメソッドに対して純粋な思いで向き合えているのだ、

と自分を知ることができる。

 

この世の中が、声の力で幸せになっていくことが、圧倒的な得なのである。

 

読者の皆さん。

 

僕の本を手放そうと思ったら、、

資源ゴミじゃなくて、

せめてリサイクルしてください。笑

 

お金にもなるし、誰かのためにもなるし、

みんな幸せですね。

 

 

黒霧島の水割りを飲みながら、

こんなブログを書き、

 

つまみにジェーンスーさんのエッセイを読みながら、

iPodからは、高橋真梨子の『ごめんね・・・』が流れてる。

 

連れて言って 距離(わかれ)のない国へ・・・。

 

はぁ、

 

色々連ねましたが、

やっぱ本は手元に置いておいてもらえたら著者にとって一番幸せだな。笑

 

強がってすみません。

 

 

 

 

 

鳥山真翔

 

 

 

↓公式HP↓

鳥山真翔考案美顔ボイトレ®

 

 

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