【コラム】どうしようもない"オネェキャラ。"
ブログのアクセス数が、いい。
今までであり得ないぐらい、いい。
特段何を有力な情報をあげているわけでもない。
ただ僕の書くブログに言えることは、『正直であること』だ。
見てくださる皆様は、僕の『正直』を求めている、のだと思う。
というのも、
僕は基本的に事務的なブログ以外は、
シラフでは書かない。
3杯以上キメこんでから書くと決めている。
酒とブログは常にペアなのである。
もうすぐ29歳になる僕は、
もはやアイドル的な要素もなく、、
というよりは、アイドル的に扱ってくれる皆様に甘んじてはいけないと思うし、
むしろこんなヒゲヅラの、
スラム街を生きて来たようなオカマを、
そんな風に可愛らしく扱っていただくような皆様に、
ひたすら申し訳なさしか感じないのである。
先日、テレビの取材をしていただいた。
関西のとある番組が、僕の特集をしてくれることになった。
何度目かになるテレビの出演も、
じわじわ"鳥山真翔"という人間の、
パーソナルな部分に触れてくださるようになった。
今回は特にそうで、、、
大阪の人情味なのか、
本当に今回の担当ディレクターのNさんには、
感謝の気持ちでいっぱいだ。
、、、
撮影冒頭、
リポーターの方に
『オネェなんですよね！？』
と言ってもらった。
その問いに、僕はおそらく、
『オネェというか、もっと本物です。』
と言った。
自分の、文化人という枠だけではなく、
タレント的なやりとりをひたすらもらった時、
そのやりとりに、
自分の『哲学』を感じた。
オネェという概念すら、
僕自身の持つタレントで、
変えていけると思ったのだ。
収録は、
僕のそんなノリとともに、
テキパキ進んでゆき、手応えを感じた。
そしえ不思議と、
僕の伝えたいメソッドにおいても、
僕のパーソナルな部分にスポットを当てていただいたことにより引き立てられ、
より一層、沢山の人に伝わる気がした。
『既存のオネェキャラ』
は、テレビにもう必要ない時代になってきたと思う。
馬鹿にされ、罵られ、
そこでひょうきんにピエロになるオネェの時代は終わったのだ。
僕の知っているオネェ達は、ただとにかく、
インテリだ。
そしてタレンティッドだ。
これまで世間のイメージは、
『すぐケツを掘られるから注意しろ！！』
だった。
オネェの皆様も、耐えるようにそれを鼓舞して演じて来た。
だが、最近はSNSの流行の他にも、
キャラ先行の世の中を受け入れつつも、
稀有な才能で、巧みにオネェ、以上のパーソナルな部分を、
老若男女に認められた、
『マツコデラックス』さんという存在が現れた。
マツコさんのおかげで、大分オネェは、パーソナルになったと思う。
今ではもはや、
マツコデラックスを、
『オネェ』と呼ぶ人はほとんどいないだろう。
例えば、能町みね子さんももっと認められるべきだと思うし、
りゅうちぇる君も、息子も産まれたり、新たな性別となり、
とにかく、セクシャリティは、
それぞれ様々で、立派だ。
僕自身は、
『オネェキャラ』でよかったし、
リアルにゲイでよかったと思っている。
少なくともコミック的に笑いが取れるし、
笑ってもらえることが幸せに思えるし、
この親近感は神様がくれたプレゼントだと思う。
けど、僕は、
みんなが思う『オネェキャラ』より、
よっぽど陰気で、
オタクで、
敏感で、
気も強くて、
飲兵衛で、
じじくさくて、、、
そんな自分だからこそ、
『オネエとは関係のない領域で』
皆様に愛してもらえていると信じている。
今、 板橋区の片隅の赤提灯の居酒屋に、
タクシーでわざわざきて、
黒霧島をロックで飲んでいるオネェが、私だ。
世間でいう『女子より女子力高い』では済まされないほど、
『本物』ではないだろうか？
せっかくだから、
これからと素のまま、そんなアイコンになりたいと思った。
それで認められなければ、意味のない世の中だと思うし、
僕はこんなじじくさい僕でも、認めてもらえると信じている。
こんなくだらないブログを読んでくれるみんなは、オネェな僕だから見てくれてるわけではなく、
ただの片田舎のじじくさい、ノンベェで情けない
ゲイの僕のブログを見てくれてるわけだ。
せっかくなんで、
新しい時代を第一線で生きて見たいと思う。
みんなで、全力で応援してくれたら、嬉しいなって思う。
このごまかしの効かない、時代を勝ち抜こう。
鳥山真翔
↓鳥山真翔公式HP↓
