顎関節症による発声への弊害と改善。
最近僕の美顔ボイトレ(鳥山真翔考案美顔ボイトレ®)に来られた方で、
『顎関節症』
を昔に、発症し、
いびつな噛み癖ができ、顔が歪んでしまった。
と悩まれている方がお越しになられました。
顔が歪んだことによる変声
もたしかに見られました。
まず顎関節症がどんな病気かというと、
●顎関節症(がくかんせつしょう)とは?
■顎関節症の定義
「顎関節や咀嚼筋の疼痛、関節(雑)音、開口障害ないし顎運動異常を主要症候とする慢性疾患群の総括的診断名であり、その病態には咀嚼筋障害、関節包・靱帯障害、関節円盤障害、変形性関節症などが含まれている」
(日本顎関節学会「顎関節症の定義」)
簡単に言うと、あごの関節(顎関節)周辺に何らかの異常がある「あごが痛い」「あごが鳴る」「口が開けづらい」などが主な症状である慢性的な疾患で、原因はいくつかあり状態も異なるがまとめて顎関節症と呼ぶ・・・ということです。
・・・・ご本人的には、顎関節症があることによって、
外れやすいそちら側の顎関節を使わないように、
反対側の歯でものを噛んだり、する癖をつけていたようですが、
たしかに、
顎関節症を発症している側を使わないようにしている為、筋力が衰えていて、
逆に、反対側の顔の筋肉ばかり使って、
発達してしまっている印象を受けました。
なにより僕がお会いした印象は、
口を開けるのが怖い
という、
彼女の潜在意識が、とってもとっても伝わってきました。。。
本当は、とっても明るい性格なはずなのに、
口を開くのが怖い、、、
という想いから、
表情筋が衰え
舌が衰え
声帯が衰え
呼吸筋が衰え
肺活量が衰え
の悪循環ループ
が、生まれてしまっていたのです。
試しに、
歌を歌ってみると、わかりやすいほど、
顎関節症側(彼女の場合、左)の
肺が膨らみづらくなっていました。
また、鼻腔への空気の通りも悪く、
眼球も左が硬くなり、
とにかく、
顎というたった一点をかばうあまりに、
全身の筋肉が傾いてしまっていたのです。
そこで、
美顔ボイトレとしての改善法は、大きく二点。
顔の筋肉のトレーニングは通常通り行いながらも、
①まず呼吸によって動く筋肉を学び、左側の肺が膨らむ感覚、左側の鼻腔に空気が通る感覚を、取り戻すトレーニング
②発声においては、上顎(硬口蓋と軟口蓋のいずれも)に息を当てる子音(今回は"k")
鼻腔に母音を共鳴させるトレーニング
をおこなうことで、
呼吸の瞬発力と、維持するための表情筋が働き、効率よく顔と発声の矯正をしていきます。
ポイントとして、
"k"を当てるときに、衰えている左側を意識していただくこと がミソになります。
顔のバランスもだいぶ整ってきました!
溜まっていた汗もどんどんでてきてうれしい!!
いままで、不自然に庇ってきた筋肉を、
『日常の発声』の中でリラックスしながら
自然に使えるような発声の矯正をしていくことで、
発声から体の健康を手に入れていくことができるのです^_^
皆さんも、体のどこかに気になることがあったら、
『発声』からアプローチして直していく、という体験、
ぜひしにきてくださいね^_^
鳥山真翔
鳥山真翔美顔ボイトレ公式サイト
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新宿・代々木の「〈初級〉カリスマによる『美顔ボイトレ』で声も顔も美しく♡話題沸騰!」by 鳥山 真翔 | ストアカ