僕の婚約者。
僕の婚約者は、
生まれつきの困難をもっている。
その分、神様は彼に、
かけがえのない、『純粋』
を与えたんだと思った。
僕の婚約者は、
今朝、明け方の空を見て、
寒くて早く帰りたい僕とは対極に、
唐突に、
空の写真を撮り始めた。
『雲がかわいい』
とのことだ。
僕には理解できなくて、
今日の雲の何が特別なのかを尋ねると、
『子供の頃から、
ピンクと水色の混ざった、
"ラベンダー色"の雲が一番好きなんだよね。』
この一言に、
とてもハッとした。
僕自身にとって、雲は "白" でしかない。
生きていく中で形成されていく概念が、
"ラベンダー色の雲"
を、僕に気がつかせなかったのかもしれない。
僕にももしかしたら子供のころ、
"ラベンダー色の雲"
を感じられていたのかもしれない。
そう考えると、
僕は、、、
自分の人生が進む中で、いろんな知識や経験を得ている気分になっているけれど、
もっとシンプルの中に、
そして、
過ぎ去った時間の中に、
置いてきてしまった感覚が、
沢山あるのかもしれない。
僕は、彼を生涯のパートナーに選んで本当に良かったと思った。
白しかなかったキャンバスが、
彼の純粋で、
何万色にも、広がる。
鳥山真翔
東京都内のビューティー(美容)講座「話題沸騰中!カリスマによる『美顔ボイトレ』で声も顔も美しく♡」by 鳥山 真翔 | ストアカ