美顔ボイストレーナーの日常。by鳥山真翔

話題の『美顔ボイトレ』!!数々の著名人の声を変えてきた鳥山真翔によるブログです。

【エッセイ】それでも。

堀ちえみさんの、舌がんステージ4告白というニュースが出された。

 

どこのチャンネルをつけても、

テレビを消してスマホをいじっていても、

それは勝手に目に入ってくる。

 

とにかく"キャンサー"に敏感な僕は、

その言葉に触れるだけで瞬時にパニックを引き起こしてしまう。

 

必ず大切な人に置き換えて考えるし、

 

これまで大切な家族、恋人、恩人たちが、

苦しみながら、亡くなっていった、

あのリアルな瞬間の顔を思い浮かべてしまい、、、

 

 

どうしても、うまく呼吸ができなくなるのだ。

 

 

 

 

 

それと同時に、いつも考えることがある。

 

それは、

 

"僕が死んだら、その情報はテレビで流れるのか"

 

ということだ。

 

https://www.instagram.com/p/BK8tlj4DdJc/

 

 

もちろん有名でない今、

流れる可能性なんてものは全くないのだが、

ある意味それを、人生の目標として生きている部分がある。

 

 

僕は、死んで、なお、影響のある人間になれればいいなと願っている。

 

 

僕には、伝えたい世界観や、、

 

きっと世に大きく貢献できるはずの、

ここまでの研究実績が、

たくさんある。

 

 

『死ぬ』というのは、

恐怖でもあるが、

僕にとっては、とっても美しいことだ。

 

なぜならば、

その人の遺したものが、バズることができる、

その人にとっての、空前絶後チャンスなのかもしれない、とも思っているからだ。

 

 

僕は、絶対にそのチャンスを逃したくない。

それほど、

ボイストレーナーとして、死んでも、

世の中に伝えたいことがあるのだ。

 

 

僕は、突発的な病気や事故を含め、

比較的、自分のあらゆる死のパターンを想像し、

意識できている方だと思う。

 

いつか、僕にその日が訪れたとき、、、

 

準備をしていないで受けるショックよりも、

その事実は、だいぶ軽減されて、

 

そして、ポジティブなものとして、

僕の中に入ってくるはずだ。

 

 

 

これが人に理解できる価値観なのかはわからないけれど、

これが理解できる人といると、安心する。

 

 

自分の『死』や、目の前にいる人の『死』を、

リアルに想像できる人は、

その人のみが持つ、深く、優しい目をしている。

 

 

僕はレッスンをしていても、

この人たちが死ぬまでに、

少しでも健康で過ごすことが出来るように、、

 

と、願いながらレッスンをしている。

 

 

それを感じてくださる方が、きっと足を運んでくれているんだ、と思っている。

 

 

自分の恋人だって、

自分がそうであるからこそ、そうであればいいなと思うし、

なかなか、そんな人と出会うこともないのだが、

 

先日ついに"その時"が来てしまったのである。

 

 

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以前テレビの仕事をしたときに出会ったディレクターの女性がいる。

 

その方は、会った瞬間から、

大変尊敬でき、気の合う友人となり、

なんとなく僕とおなじ匂いのする方で、仲良くさせてもらっている。

 

きっと彼女も、僕と同じ

『死を覚悟島』、にいる人なのだろう。

 

 

僕は、前のパートナーと別れたあと、

もちろん「もう恋なんてしない」と腹に決めていた。

 

一人で飯を食うようになり、

時間もできた僕は、

せっかくならできる限り、

会いたい友人を誘って飯に行こうと思った。

 

 

彼女とは大阪の鉄板焼き屋さんで再会を果たした。

 

そして、開口一番、

 

『鳥山先生が、絶対会うべきだと思う男の子がいる。』

 

と言ってきた。

僕よりだいぶ年下だが、

彼女に言わせてみると、

僕に会ったときと、なんだか全く同じ感情になったらしい。

 

 

僕はその言葉を信じ、

その彼とはインスタを通じて、出会ってみた。

僕は会いたい人にはDMを送る派だ。

 

レスポンスも早く、、

トントン拍子で、すぐに会うことになった。

 

会ってみたその彼は、

若く、深く、そして、強い目をしていた。

 

彼は、女性としか付き合ったことがない人で、

その人生の中で、

まさか男性と付き合うなんて考えたこともないだろう。

 

 

だが、結論だけを言うと、

 

なんと、

ぼくたちは一瞬で結ばれることとなったのだ。

 

 

もちろんそこまでには、いろんな経緯はあり、

それらは彼へのレスペクトで割愛するけれど、

 

 

ひとつだけいえるとしたら、

やはり、彼も、

『死を覚悟島』の住人なのだ。

 

 

 

一つ、印象深い出来事、がある。

 

 

彼は、僕と出会ってまもなく、

真剣な表情で、

 

『僕はマナトさんが死んでしまうから、救いに来たんですよ。』

 

と、言った。

 

僕と初めて会った日、

彼は、僕が逝ってしまう瞬間をイメージし、

夜中に号泣したらしい。

 

なんてスピリチュアルな人なんだろう。

 

とにもかくにも、

彼は、常に『死』を意識し、覚悟をしている。

 

 

そして、

嘘のようだが、

そんな僕も彼と初めて会った日、

夜中に、一人で、号泣をしたのだ。

 

なんで泣いたかは覚えていない。

なんだか、色んなものに"包まれた"感覚で、

 

悲しみでも苦しみでもなく、、

僕がただ感じたのは、

 

『安心感』だった。

 

 

また、そんな話を電話で2〜3時間もして、

僕たちは、笑いあった。

 

忙しいし、寝不足なのに、

笑いあった。

 

 

正直、前の彼と、祝福された直後、別れてしまい、

半年が経ったばかり、

という罪悪感や、懺悔の気持ちに溢れ、

立ち止まっていた。

 

自分ではそう思わないようにしていたが、近くにいる人にはやはり、そう感じていたようだ。

 

それでも、

自分でいうことではないが、

天才的な集中力がある反面、

出来ないことが多い僕にとって、

 

パートナーの必要性とは、

ヒエラルキーの常にトップにある、大切なことなのだ。

 

 

そう考えれば、

槇原敬之さんも歌っていたが、

 

『もう恋なんてしない』

 

なんて、人生という限られた時間に、言っている場合じゃないのだ。

 

みんな、どんなに誰に笑われても、そのチャンスがあれば飛びつくべきなのだ。

 

彼が、まっすぐに、

『マナトさんが死んでしまうから』

と泣いたことは、

本気で僕の心を動かした。

 

 

僕は、死ぬのだ。必ず、いつか、死ぬのだ。

と、さらに理解させられた。

 

これって、当たり前だけれども、多くの人にとって、

自分が死ぬということは、当たり前ではないのだ。

 

 

僕は、死ぬまでに、また一つトライしてみようと思う。

 

 

僕たちは、重なり合った。

魂のカタワレとのセックスは、

まるでお猿さんのようだった。

 

何度も、何度もしたくなった。

 

『あんまり激しいと、心臓止まりますよ』

と心配しあい、笑いあった。

 

心臓が止まることを、お互いにリアルに想像しあっているから、

笑えてきた。

 

セックスの最中に、

心臓が止まってもいいと思いあえる相手にこれから支えられながら、

僕は僕に出来ることを頑張りたいと思う。

 

 

 

なんて真面目にオチをつけすぎてるけど、

 

エッセイは、シニカルなものが醍醐味なのかもしれないけど、

僕みたいに、いつでも真剣なオチばかりでも、いいんじゃないかなって、

最近、思う。

 

 

 

 

 

心臓は、いつか必ず止まるのだ。

 

あなたも、あなたも、わたしもだ。

 

いつか僕がいなくなる日に、

テレビや新聞で、

 

 

僕という概念が、

世の中にバズることを願って。

 

 

 

 

 

 

 

鳥山真翔

 

 

↓公式HP↓

鳥山真翔考案美顔ボイトレ®

 

 

美顔ボイトレ 声を出すたびに美しくなる

美顔ボイトレ 声を出すたびに美しくなる

 

 

 

 

2/19発売『週刊女性』にて特集していただきました。

 

詳しくはこちらです。

 

https://www.instagram.com/p/BuC_xYTg1uU/

【5ページ特集していただきました📙❤️】.19日発売の『週刊女性』さんに、なんと、5Pに渡って特集していただいております🙇‍♂️.読ませていただきましたが、編集の方の愛を感じます。。.新技もいれてるのでぜひ皆様みてくださいねー❤️..#週刊女性 #美顔ボイトレ #鳥山真翔 #特集 #老化防止 #笑顔 #ボイトレ #たるみ改善 #シミ改善 #ほうれい線 #エクササイズ #ストレッチ

 

(引用:鳥山真翔公式instagram

 

 

 

鳥山真翔

 

 

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美顔ボイトレ 声を出すたびに美しくなる

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【コラム】同性カップル集団提訴。

2月14日。

僕の中でのバレンタインデーは、歴史的な1日へと変わった。

サイレント・マジョリティでいれば、誰にもバッシングされずにすむのに、、、

 

それでも、誰かが動かなければ何も変わらない。

では、誰が行く?

 

世間の矢面に立つ、ということの勇気、覚悟を、

僕はよく知っている。

 

日本初「婚姻の平等」を求める裁判がスタート | ジェンクシー

 

沢山のマスメディアの前で、

批判されることを厭わずに行動を起こした13組の同性カップルに、

僕は同じ同性愛者として、心からのエールを送りたい。

 

 

そして、僕も『同性結婚』の必要性を、

パートナーと共にメディアに出演しながら発信し続けてきた一人として、、

今日現在、僕にできる些細な後押しは、

もどかしいが、

ここにこんなブログを綴ることぐらいなのである。

 

彼らを応援したい、、、

その上で、

僕はファンの皆さんにどうしても伝えなければいけないことがある。

 

今日はそんなブログを書きたいと思う。

 

 

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率直に言うと、

 

2017年に同性結婚式を挙げさせていただいた

パートナーのアンコアと、

 

昨年8月に、

 

さようなら、をすることとなった。

 

 

この一言を今日ここで言うまでの半年間、、

 

僕は、僕たちの結婚を応援してくださった方々に対して、

本当に、本当に申し訳なくて、

 

彼がいない生活になってから約半年経った今も、

僕は皆さんに対して、この事実をはぐらかし続けてきた。

 

とにかく自分を責め続け、

生きた心地のしない日々が続いた。

 

 

こんなに早く?

無責任だろ、と、

 

もし僕たちを叱る人がいれば、

土下座をしに行かせて頂きたい。

 

 

 

僕たちは、

一緒にテレビに出演したり、インタビューに答えたり、クラウドファンディングをしたり、

ドキュメント映画を撮っていただいたり、、、

 

 

ある意味、世間の同性カップルの、代表となったのだ。

メディアにでるということは、そうゆう責任も伴うことだ。

 

 

よく、

同性婚とかニュースでよく見るけど、

みんな結局別れちゃうじゃん。』

と言われているが、

僕たちが、結局そうなった。

 

 

でも、苦しい言い訳かもしれないが、

それにはやはり理由があるのだとぼくは感じた。

 

 

長くなるが、

ここからは、なぜ別れたのか、

なぜ、こんなことがあっても、僕は同性結婚の必要性をこれからも世間に届けたいと思っているのか、

 

を綴りたいと思う。

 

 

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僕は、4年前に、

2歳年上の姉を、癌で亡くした。

 

さらに、姉が亡くなる1ヶ月前には、

50歳の母がクモ膜下出血グレード4を起こし、

約半年間植物人間状態となった。

 

3人で住んでいたから、

突然の虚しすぎる一人暮らし。

 

姉と母を突然同時に失った僕は、

失意も感じられないくらいの、どん底にいた。

 

仕事を大量にいれて、

悲しみを紛らわせていたけれど、

 

そんな毎日にさらに追い討ちをかけるように、、

 

姉の死後の色んな手続きや、

母のこれから始まる介護生活に向けて、

 

父がいない、当時25歳の僕には、

お金のやりとりなどの、

様々な『現実的な試練』がのしかかるのである。

 

 

もちろん、

『歌手活動や、会社経営はあきらめないとかもね。』

と、たくさんの人に言われた。

それほど介護生活は甘くないのだと想像できる。

 

 

『手伝うよ、なんでも言ってね』

と言ってくれる人もいたが、

 

 

法律上、

"家族にしか、できないこと"

だらけなのである。

 

 

 

そんな失意の中、

出会ったアンコアという男は、

僕の不安をよそに、、、

 

退院した母親の車椅子を自然と引き、

いつでもニコニコしていた。

 

僕はこの人がパートナーになってくれればいいな、、

思った。

 

介護のために仕事も辞めようとしていた僕の暗闇に、

希望の光が一筋さしたのである。

 

 

そして、

気もあった僕たちは、パートナーになった。

そして、共に生活をするうちに、

さらに、

 

 

法律上、

"家族にしか、できないこと"

だらけなこと

 

 

を痛感したのである。

 

 

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彼が主婦業をどんなに頑張っても、

扶養控除なんてものもないので、

当たり前のように保険料や税金は課金されたり。

 

 

二人で不動産屋に家を借りに行っても、

 

『お二人の関係性をお聞きしてよろしいでしょうか?ソッチ系ではないとは思っていますが・・・』

 

なんて信じられないことを言われたり、

大家さんにに断られたり。

 

 

母が転んで流血し救急車に乗せる際も、

『ご関係は?』 と聞かれてとっさに答えられなかった。

ご家族に電話してください、と言われ、

緊急なはずの事態までが、

長引いてしまったことだってある。

 

 

僕が明日もし事故って命に関わる緊急手術をすることになっても、

彼が隣にいたところで、

僕の手術の同意書は、もちろん彼には記入出来ないし。

 

 

そんな、、、

僕たちが男女で婚姻間系を結んでいればなんの問題もないことが、

大きな問題として、沢山のしかかったのである。

 

 

だからこそ、僕たちは、同性結婚が必要だと、声を上げた。

ただ愛する人とそばにいたいという気持ちだけではなく、

リアリティな話として。

 

 

きっと、今回集団提訴されたカップルのみなさんも、、

気持ちだけじゃなく、色んなリアリティで、声を上げたのだと思う。

 

ぜひ、みなさんには、感情論ではなく、

そのリアリティに、目を向けてみてほしい。

 

 

 

 

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僕は、紙で契りを交わさなくても、せめて周囲の人に、

アンコアとの関係を理解してもらえれば、

僕たちは過ごしやすくなるのではないか?

 

そして、その姿に背中を押される人や、

考え方が変わる人もいるのではないだろうか?

 

 

と、とにかく盛大に、

400人近くを招いて、結婚式をした。

あくまで僕たちの声を届けたかったのである。

 

僕は、少なからず人前に出る仕事をしているので、

 

その結婚式には、

色んなメディアからも取材依頼が来た。

 

僕たちは率先して出演した。

 

何か選択することがあれば、

『少しでも広がりがある方』を、選んだ。

 

天然ボーイのアンコアは多分ちゃんと理解していなかったと思うけど、

がんばって、僕についてきてくれた。

 

しかし、人前、表に常に立ってきた僕と、

決してそうではないアンコアとでは、

 

バッシングや責任感に対する、

心の整理の仕方のギャップが生まれた。

 

 

 

僕は正直、

アンコアに負荷をかけすぎた。

 

 

優しい優しい人間の彼に、

 

『人前に代表として出るんだから、もっと自分たちの行動に責任感を持とうよ!』

 

と、常に何かを無理する、ということを押し付けすぎてしまった。

 

今回は、そのすれ違いが、

ピークに達して、別れることとなった。

 

 

アンコア、本当にごめんね。

 

 

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結婚式なんてしなければ、、

メディアの矢面になんて立たなければ、、

 

僕たちはもっと一緒にいることができたのであろうか?

 

 

いや、違う。

そんなこと考えるのもムカつくぐらい、

僕たちは、普通の男女のカップルと同じなはずなのだ。

 

同じなはずなのに、

僕たちが家族を大切にしたい、守りたい、

と思う気持ちが、なぜかとっても、

 

『特別なこと』

 

になってしまっていたのだ。

 

その『特別』を維持するために、

僕たちは苦しんだのだ。

 

 

人間として当たり前の感情、

当たり前の権利、が、特別なこと、でなくなる日が来るように。

僕はこれからも、何を言われても、その必要性を、発信し続けたい。

 

 

『提訴』『戦う』

なんて、特別なことを誰もしなくていい世の中になるために、

今回特別を引き受けてくれた皆さんを、

応援し続ける。

 

 

気持ちだけじゃなく、リアリティで、

同性婚制度は、必要なのだ。

 

 

 

法律上、

"家族にしか、できないこと"

だらけなのだから。

 

 

 

僕たちはうまくいかなかった例となってしまったかもしれない。

 

けれど僕は、

 

アンコアが、これからも、

幸せに生きていってくれることを誰よりも願っているし、

 

失意の僕、そして家族に光をくれた彼に、

心から、『ありがとう』と伝えたい。

 

 

 

 

 

 

 

-------

この場をお借りしまして、

僕たち二人のことをここまで応援してくださった皆様に、心より、お詫びを申し上げます。

本当に、申し訳ありませんでした。

尚、僕たちに密着していただいたドキュメント映画『ぼくと、彼と、』は予定通り公開されます。

ぜひ、リアリティ、をみてください。

-------

 

 

 

 

 

鳥山真翔

 

 

 

 

↓公式HP↓

鳥山真翔考案美顔ボイトレ®

 

 

美顔ボイトレ 声を出すたびに美しくなる

美顔ボイトレ 声を出すたびに美しくなる

 

 

 

 

#同性婚

 

【3月】鳥山真翔ワークショップスケジュール

 


皆様こんにちは。スタッフです。

 

2019年 3月

 


の鳥山真翔による講座日程を解禁しましたのでお知らせいたします♩

 

 

 

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※お申し込み方法は、このブログの一番下に掲載されております。

 

 

 

【鳥山式 美顔ボイトレ®︎】

 

 

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※ご好評につき、早い段階で席が埋まる可能性があります。ご予約はお早めに!!

 

 

《初めての方向けクラス》🔰

 

※説明等込み120min.

※各定員18名

※各回受講料6,000円(税込)

 


・2日(土)14:30〜東京・高田馬場

6日(水)11:00〜東京・高田馬場

・8日(金)14:00〜大阪・天王寺

・9日(土)11:00〜大阪・天王寺

・17日(日)11:00〜東京・高田馬場

・21日(木)13:00〜兵庫・神戸

・22日(金)13:00〜大阪・天王寺

・23日(土)11:00〜大阪・天王寺

・24日(日)11:30〜東京・高田馬場

・27日(水)11:00〜東京・高田馬場

 

 

 

 

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《2回目の方向け応用クラス-words-》

 

 

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※90min.

※各回受講料6,000円

※各回定員15名

 

 

・2日(土)11:00〜東京・高田馬場

・6日(水)14:00〜東京・高田馬場

・8日(金)19:00〜大阪・天王寺

・21日(木祝)19:00〜兵庫・神戸

・16日(土)11:30〜東京・高田馬場

 

 

 

 

 

 

 

《3回目の方向け応用クラス-breath-》

 

 

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※90min.

※各回受講料6,000円

※各回定員15名

 

 

・3日(土)11:00〜東京・高田馬場

・22日(土)19:00〜大阪・天王寺
・24日(日)14:30〜東京・高田馬場
・27日(水)14:00〜東京・高田馬場

 

 

 

 

 

 

《パーソナルレッスン》

 

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60min.10,800円(税込)

(個人レッスン60min.)

 

90min. 14,000円(税込)

(個人レッスン60min.+カウンセリング30min.)

 

 


※日時応相談

 

 


♩歌唱力UP、印象UP、

美顔についてや、

舞台やレコーディングに向けた、

ディレクション

声にまつわるパーソナルなお悩みに

全てパーソナルにお答えします♩

 

 

 

 

【ゴスペルワークショップ(SOV)】

 


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※各回120min.

※各回受講料 3000円

※各回初心者大歓迎♡

 

・3日(日)14:00〜東京・高田馬場
・9日(土)14:30〜大阪・天王寺

・14日(木)19:30〜東京・高田馬場

・17日(日)14:00〜東京・高田馬場
・23日(土)14:30〜大阪・天王寺

 

 

※近日日程追加します。

 

 

 

 

 

 

【その他イベント・書籍情報】

 

美顔ボイトレ 声を出すたびに美しくなる

美顔ボイトレ 声を出すたびに美しくなる

 

 

美顔ボイトレ 声を出すたびに美しくなる

作者: 鳥山真翔(とりやままなと)
出版社/メーカー: 祥伝社
発売日: 2018/11/01

 
 

 

 

 

◇お申し込み方法◇

 

 

☆下記メールアドレスにメール📩

 

switchofvoice@gmail.com

 

又は、

 

☆HPコンタクトフォーム

鳥山真翔考案美顔ボイトレ®

 

又は、

 

☆ストリートアカデミーサイト内

株式会社スイッチオブボイス - 一万人以上の指導実績!声であなたの心のスイッチを♪ | ストアカ

 

 

 

 

 

 


皆様とお会いできることを、一同心よりお待ちしております♩

 

 

 

 


SwitchOfVoice事務局

 

 

 

 

 

 

 

 

【エッセイ】アル中の、五十嵐先生。

僕の父は高校卒業後、富山県から上京し、

音楽大学に入った。

 

若かりしころトランペッターとして生きた父は、

彼が36歳の時に、

僕、真翔が生まれるころには別の仕事をしていた。

 

父はトランペッターを唇の怪我で辞め、

医療機器メーカーに勤めたあとは、

 

独立し、理容美容鋏の開発会社を設立し、

自分で開発した鋏で、

特許まで取った超絶理系の父親だ。

 

 

僕の明るい部分や、正義感、思いやり、キャプテンシーがあるとしたら、それは全て母譲りだが、

 

僕の集中力や、物事の捉え方として理系な脳、

クリエイティビティ、

そして書けばついやたら多くなってしまう語彙数、

独特な音の共感覚、躁鬱、酒が死ぬほど大好きなところなどは全て、

 

紛れもなく父の遺伝子なのだ。

 

 

そんな、僕の父親については、

また今度ゆっくりエッセイに綴りたいと思っている。

 

どうしてもウマの合わない父とは、

もう長いこと会っていないしどう暮らしているのかも知らないが、

僕のように自由に彼なりに楽しく生きていることだろう。

彼は奔放だけど、『本物の天才』なのだ。

 

そんな父の影響で、

僕はトランペットを2歳ぐらいから吹き始めた。

 

小学校のブラスバンドでは目立たせてもらったし、

都の主催するオーケストラに参加したり、

 

五年生の頃にはなんと選抜され、

サントリーホールでオーケストラをバックに、

ソロ演奏までさせてもらった。

 

 

あくまでも僕は天才なのだと信じていた。

 

 

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以前にも書いたが、お受験にインフルで失敗した僕は練馬区の公立の中学に入学し、

 

寸分の迷いもなく、

当たり前のように、吹奏楽部へと入部した。

 

ただし、コンクールでは、銅賞や、奨励賞以外取ったことのない弱小吹奏楽部だ。

 

『合奏』の面白いところは、

誰か一人上手くてもダメだし、指揮者や指導者によってすべてが崩壊する。

 

最初の顧問の女の通称『キム』先生は、ヒステリックで、

怒ったアマガエルみたいな顔をしていて、

かなり不人気な先生だった。

 

僕という天才は特に役に立たぬまま、

相変わらず弱小チームは銅賞を取り続け、

2年間を過ごした。

 

2年生の終わりには、当たり前のように3年生も引退したので、

僕たちはリーダーとなった。

 

そのタイミングで、なんと、

顧問の先生が変わることが発表された。

 

キム先生が僕たちに紹介したのは、

歯が真っ黒で、青髭で、小汚い、腹の出た、

ロレツの回らないおっさんだった。

 

3年生になって自分たちがリーダーになれば銅賞でなく、銀賞が取れる。

と信じていた僕は、

 

『終わった・・・』

 

と、ただそう思った。

 

そのおっさんこそが、

そう、タイトルにある『五十嵐先生』なのだ。

 

『ずっと体調が悪く長年おやすみされていたのですが、

復帰されることとなったので、今日から顧問は、五十嵐先生になります。』

 

 

とキム先生は僕たちに告げ、ルンルンで去っていった。

 

キム先生のいない部室で、

呂律の回らない挨拶をした五十嵐先生は、

その場にいる中学生たちに、

 

『こいつ絶対アル中で休んでたな』

 

と思わせる不潔な才能を持っていた。

 

 

そこから僕と、

五十嵐先生の4ヶ月間が始まったのである。

 

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早速女子生徒たちは、五十嵐先生との会話を拒否し始めた。

実際に臭いわけではないけれど、見るからに臭そうなのである。

 

部活の時間も、五十嵐先生なりに熱弁を振るうが、

呂律が回らないため、何を喋ってるかよくわからない。

 

すぐに五十嵐先生は、空気のような存在になった。

 

 

ただし僕だけは、なんとなく、

『父と言っていることが似てるな』と思って、

五十嵐先生に、興味を持っていた。

この人から何か学べるかもしれない。と、中学生ながらに思ったのである。

 

 

ある日の放課後、僕はなぜか五十嵐先生と話がしたくなって、音楽室に行った。

 

フケだらけのベージュのニットを着ていて、

相変わらず臭そうだが、

僕が音楽室を訪ねたことに、

とても嬉しそうにニヤケた。

 

僕は好奇心で、

『先生はなんで休んでたの?』

とか、

『どんな音楽をやってたの?』

とか、いろんなことを聞いた。

 

滑舌が悪くてよくわかんないところもあったけど、

楽しそうに答えてくれた。

 

この人、いい人じゃん、って思った。

人は見かけではない、と思うようになった。

 

そこから、なんとなく、先生を訪ねては、二人で喋るようになった。

 

僕の音楽のことなどを、なんの感情もなく、

ただ、ただ、先生に、話した。

いつでも先生は、臭そうだけど、ニコニコ、聞いて、答えてくれた。

 

部活では誰も話を聞かないけれど、

僕は先生の理解者だったし、

先生も、僕の理解者だった。

 

そんな毎日の中、僕たちは、

来年のコンクールに向けて、僕たちの中学史上初の銀賞を取るために、

 

練習に励んだ。

先生の授業の呂律は回らないから、

ほぼ自主的に。

 

 

そして、時が過ぎ、

忘れもしない、

3年生となった、5月ぐらいのこと。

 

 

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朝、登校すると、

全員体育館に集められた。

 

今日は全校集会の日じゃないよな?

 

 

と思いながら、みんな集められた。

 

ざわつく中、校長が現れた。

 

 

 

 

『五十嵐先生が、亡くなられました。』

 

 

 

 

と、校長が言った。

理由は、言わなかった。

 

戸惑いもしない多数の生徒の中には、

クスクス笑う生徒もたくさんいた。

 

異様な空気感の中、

頭が真っ白になったのは、きっと僕だけだ。

 

真っ白のまま、教室に戻らされて。

 

細かい説明もないまま、

そのまま淡々と社会科の授業があった。

 

 

涙が止まらなくなった。

人生で初めて、心を許したような人が、いなくなったことが、理解できなかった。

 

とにかく、涙が止まらなかった。

 

クラスの誰一人泣いてる人なんていない中、

僕だけ、授業中、声を殺して泣いた。

 

僕の世界だけ止まって、

周りは当たり前に時が流れていく。

それが悔しかった。

 

社会科の先生が、僕にハンカチを差し出し、

保健室へと連れていった。

その日は帰った。

 

僕は、先生がいなくなったことよりも、

先生が死んだことを笑う人間と一緒にこれから学校生活を共にすることを絶望した。

 

それでも、割り切らなければいけない。

前に進む中で、僕は、五十嵐先生の突然の死により、強くなったのである。

 

 

 

その年のコンクールは生徒だけで臨むこととなった。

 

『五十嵐先生、天国から見てください』

 

なんて思った生徒がどれだけそこにいたかはしらないけど、

僕は、確実にそう思いながらコンクールで、トランペットを吹いた。

 

そして、

 

 

僕たちは、我が校初の、銀賞を受賞した。

 

 

あの時もらった銀賞は、今でも励みとなっている。

 

 

五十嵐先生、僕は大人になって、

ミュージシャンになり、

沢山の生徒たちと一緒に、

今、幸せに過ごしてますよ。

 

 

先生が、音楽を教えたい、と思って頑張って教師になったって語ってたように、

僕は音楽を教えています。

 

 

『五十嵐先生、天国から見ててください。』

 

 

と今もたまに、思い出す。

 

そっちではちゃんと歯を磨いてね。

 

 

 

 

 

鳥山真翔

 

 

↓公式HP↓

鳥山真翔考案美顔ボイトレ®

 

 

 

 

美顔ボイトレ 声を出すたびに美しくなる

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慢性上咽頭炎

内科医の堀田修先生の、
『慢性上咽頭炎』に関するご著書を読みまして、、、

 

僕が鼻腔共鳴での発声を習慣化するボイストレーニングを伝えてきた中で、

 

この本ではいつも説明してきたさまざまな効力を、
的確に書籍にまとめ上げられていて
感動。

 

 

僕が伝え続ける

 

  • 脳機能の改善
  • 慢性疲労の改善
  • IgA腎症
  • 月経異常の改善などなど・・・

 

僕の願いは、この素晴らしい本に、

慢性上咽頭炎を、
擦過療法する以外にも、

 


日常改善策の一つに、『ボイストレーニング』も提案してもらえる時代がくることを、
切に願うのです。

 

 

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鳥山真翔

 

 

 

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【エッセイ】セックスのもと。

僕が『セックス』という言葉やその意味を知ったのは、かなり早かった。

小学校低学年の頃には、知っていた。

 

子供の頃から、疑問に思ったことは解決するまでずっと気になってしまう。

しかも見つけた答えが物理的なものでないと満足できないのは、

今も続いている、生まれ持った性分なのである。

 

サンタクロースがどこからか飛んできて、

煙突から入って、

全国の子供達にプレゼントをばら撒いているなんて虚構は、

 

一つ想像すれば不可能であることなんて秒でわかるのに、

サンタクロースの存在を、小学校中学年になっても信じているような人がいることの方が、

当時の僕にとっては信じられないことだった。

 

また、たとえば、

どうやって子供が生まれるのか、

という大人がはぐらかし続けるテーマにも、

少年鳥山は、果敢だった。

 

男女が好意を持ち合えば子供が生まれる、

までは、はぐらかしきれない部分なので、

子供にも大人は伝えてくれる。

 

問題は『物理的にどう』人間が製造されるか、

を大人が僕に説明できるかだ。

 

 

コウノトリが運んでくるは却下。

愛のバルーンでお腹が膨らむも却下。

 

大人はすぐ『大人にしかわからない領域』を作りたがる。

しかし人が誕生するという神秘的なことに対して、

子供に虚構をつくることが僕にはどうしても納得できなかったのだ。

 

嘘をつく時大人は必ず目をそらす。

声が震える。

僕はそんな違和感に敏感な子供だった。

 

小学校低学年の僕にでも、

できる限りの手を使い、

子供がどのように作られ、生まれてくるのか、

調べ尽くした。

 

お父さんがお母さんの中に入っていくという事実を初めて知った時には、絶望した。

なんだかとてつもなく具合が悪くなったのを覚えている。

 

 

ああ、どうか、

僕のお父さんとお母さんだけはそうでありませんように。

僕だけは神さまに孕まされた子なのだ、と、言い聞かせるようになった。

 

と、同時に、『大人にしかわからない領域』の大切さを知った。

想像を超えたことを受け入れるには、

受け入れることのできる経験や覚悟が必要だということも、少年鳥山は、学んだのである。

 

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残念ながら、僕は神様の子供ではなく、

僕の父と僕の母によって、

手順通り、しっかり作っていただいた人間であった。

 

そこから、運動会や授業参観などで沢山のお父さんとお母さんがくるたびに、

セックスを想像した。

 

みんな紛れもなく、結ばれているのだ。

想像するたびに、なんだか、嫌な気分になった。

 

◯◯君のお父さんはすごいイケメンなのに、

こんな太った年上のお母さんなのはなんでなんだろう。

この二人もそうゆうことをしてるのか、

いつ、どんなとこで、隠れて、コソコソしてるの?って、考えれば考えるほど、

大人がみんなみんなすごく嘘つきに見えてきて、

コソコソ卑怯な奴らに見えてきたのである。

 

『セックス』という言葉を知ってしまった小学生の僕は、

青い空が、排気ガスに満たされて見えないぐらい、

世界が、変わってしまった。

 

 

 

それから20年以上の日々が経って、

僕も、幾度となく、そのセックスを経験した。

 

今は、それに対する不快感も特別感もない。

 

今見ている空は、澄んでいて、青い。

 

 

なんで子供の頃、それが、

あんなに不愉快だったのだろう。

 

自分がゲイだから、『男女の営み』が生理的に受け入れられなかったとか、

色んな要因があるのかもしれない。

 

だけどきっとそれ以上に、

大人たちが前習えをして作る、

『建前』や『ごまかし』に、不快感があったのだと、

今は思う。

 

この国は、何事も本当にそうだ。

 

例えば

堂々と愛し合って、

堂々とイチャイチャすればいい。

アメリカなんかそうだろう。

パパとママが子供の前でキスするなんて当たり前だ。

 

しかしながら、

この国のお父さんとお母さんは、

子供の前で『ごまかす』のが美徳とされる文化なのだ。

 

日本という国は、

トラディショナルな部分がいい部分でもあるけど、

このままでは、来たる新時代に置いていかれると思う。

 

昭和ですら二世代前になるのだ。

30年以上も前の話だ。

 

2020年、東京オリンピックの時に、

沢山の外国人が来るだろう。

変えるべき価値観は、変えよう。

 

もちろん、

『大人にしかわからない領域』も、大切にしながら、

新時代の子供たちを信頼して、子供にしか感じることのできない感性と一緒に、

新しい概念を作っていこう。

 

 

ごまかす大人が多すぎるこの国で、

僕は自分より年下の人にも、

なにもごまかさない大人になろう。

 

 

 

 

最近、仕事をしていると、

ごまかせ、ごまかせ、と、

取引先の、古い価値観に押し付けられることも多くて、

 

子供のころ不快に感じた、

そんなことを、思った。

 

 

 

 

 

鳥山真翔

 

 

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美顔ボイトレ 声を出すたびに美しくなる

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